V2H(Vehicle to Home)
停まっている車に、大きな価値を「車は移動するときだけに使うもの」そんな常識が「V2H」でかわりました。
「V2H」とは「Vehicle to Home」の略で、車に蓄えた電気を家で使う仕組みのことです。
これからは、停まっている車も使う時代
EV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)と「V2H」で暮らしを豊かに広げてみませんか。

V2Hのメリット
・車が非常用電源に!もしもの時でも安心!停電や災害などで電力供給が寸断されてしまった時でも、
駆動用バッテリーから電気を取り出して家の電力に使えるので安心です。
停電しても車に貯めた電気が生活をバックアップします。
太陽が照っていれば、停電中でも太陽光発電から電気自動車への再充電が
出来るので安心です。家庭内のコンセントでいつもの家電製品(最大約6kVAの電気)を
使うことができます。
・大容量家電を同時に使えるという心強さ
エアコン、お風呂、調理機器などが同時に使えるので、例えば停電時でも
いつも通りの生活を送ることができます。
一般的な家庭用蓄電池では、あらかじめ設定しておいた特定回路のコンセントしか
使うことができません。停電という非常事態を想定してコンセントや家電製品を
決めるのは難しいものです。
一方、V2Hは住宅の分電盤に接続するため、家庭内の通常コンセントでいつもと
同じ家電製品を使用することが出来る安心感があります。
・自然エネルギーの有効活用
太陽光パネルで発電した電力のうち、家庭内で利用しない分を車のバッテリーに
貯めておくことで、必要な時に自然エネルギーを自宅用の電力や車の動力として
無駄なく利用し、エコな暮らしを実現します。
・車の充電時間を大幅に短く
V2H機器を使った充電は、普通充電ケーブルを使った充電にくらべ
充電時間が大幅に短縮されます。

V2Hと太陽光発電を組み合わせるメリット
V2HはハウスメーカーのCMや自動車メーカーのCM等、色々な文脈で語られる事がありますがその位置付けや今後の動向を考える場合、V2H単独で捉えるよりも「家を中心として、太陽光発電やHEMS等
その他の要素と合わせて捉えた方が理解しやすいでしょう。
「家」を中心に考えると、今後向かっていく方向性はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)です。
ZEHとは、家庭で消費するエネルギーと太陽光発電等で発電した創エネルギーとがほぼ相殺される
住宅をさしますが、政府は2030年までに新築住宅の平均でこのZEHを実現することを目標に掲げ
導入を推進しています。
こういった流れを受け、住宅やその関連業界も将来のZEHを見据えた商品開発を進めています。
1、災害時の安心感のメリット
大規模災害が発生し、電力会社からの電力供給が止まったケースを考えます。
EVを蓄電池として単独で活用する場合、その時点でEVに貯まっている電気を家庭内へ送り
照明や空調、携帯電話の充電等に使うことができます。
太陽光発電とV2Hを連携させると、災害時でも昼間に太陽光で発電できます。
余った電気を大容量のEVに貯めておけば、発電しない夜間の電力も賄う事ができます。
創エネと蓄エネがセットになることで、より災害時の安心感が増します。
2、経済性のメリット
日中、太陽光発電で発電し余った電気を電力会社に売電します。
三菱電機 EV用パワーコンディショナ SMART V2H
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/smartv2h/product/index.html