化合物半導体太陽電池
化合物半導体太陽電池(かごうぶつはんどうたいたいようでんち)とは、シリコン不足解消のためのアプローチとして、シリコンを用いずに他の比較的供給の安定している元素の組み合わせにより半導体的性質を持たせることで開発された太陽電池のことを指します。ガリウムひ素系CGaAs)太陽電池やインジウムリン系CInP)太陽電池など、高価で変換効率の高い単結晶タイプと、CIS太陽電池やCIGS太陽電池など、変換効率が高く薄膜で光劣化がない多結晶タイプがあります。ガリウムひ素系CGaAs)太陽電池やインジウムリンケイCInP)太陽電池は、シリコンと比較して変換効率が高く、耐熱性や耐放射線特性に優れていることから、宇宙用として利用されています。
CIS太陽電池やCIS太陽電池にガリウムを加えたCIGS太陽電池は影に強い太陽電池として注目されており、国内ではソーラーフロンティアやホンダソルテックが製造・販売をしています。